2021.7.31「ネイチャーサウナフェス」in 鳥取

11年越しに満を辞してブログ更新。

 

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鳥取県のキャンプ場にある
「ネイチャーサウナ」にて開催された
サウナフェスに泊まりがけで参戦。

 

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会場には常設の8人ぐらい入れそうなサウナがひとつと、施設裏手にテントが5つほど並ぶ。

そして15m程の水風呂が2つと寝イスが10脚。

初開催からまだ間もないとのことだったが、正直なめていた。。

 

そこには、帰り方もノープランのまま関東から1人で参加する女の子や、
何セットサウナに入っても飽きないと言う大学生カップルなど、
モチベーションのかなり高い
サウナ好き(サウナー)の人がたくさんいた。

 

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サウナ→水風呂→外気浴の流れのうち、

外気浴の時に気持ちよくなる状態のことをサウナ業界では“整った”と言われるが、

自分みたいに「これ整えてるのかな?」
ぐらいのビギナー臭漂う人は皆無だったと思う。
そんな自分にもみんな優しく教えてくれたりと、参加者のモラルの高さがありがたかった。

 

中でも、客として参加しているにも関わらず、テントサウナの火起こしから参加者への誘導まで行う、プロ顧客と呼ばれる参加者の方も。オンラインサロンのフォロワー並みに無償でテキパキと働いていた。

 

参加者は、日頃通っているサウナのサウナハットを持参してかぶっている人が多かった。

普段行くサウナ施設を“ホーム”と呼ぶところからも、そのサウナ施設に対する愛着が伺える。もしかすると地元のサッカーチームを応援するサポーターの様な愛着に似ているのかも知れない。

あたかも普段行くホームの代表として、公式ユニフォームを着ているかのようで、誇らしく映った。自分の好きなサウナ施設がひとつのコミュニティとして存在することで、そこに対する帰属意識が生まれているのだろう。

そんな純粋に応援したい気持ちが、プロ顧客と呼ばれる人たちを生み出しているのではないかと推測する。

オフラインでこんなに幅広い層の人が関われるコミュニティは貴重だと思う。

 

イベント中ひたすら美味しい食事を作り続けてくれていた主催者のオーナーさんも、
「サウナで気持ちよさそうにしてるのを見るだけで嬉しくなる」と、
サウナに対して親心のような眼差しが印象的だった。

 

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他にも、世界大会に参加するような熱波師の方にあおいでもらったり、
良い香りのヴィヒタを操る方など、スペシャルゲストが要所でそのテクニックを披露されていて、
大自然の中で思いっきりサウナを楽しめる
かなりディープなサウナ体験でした。
主催者の方、ゲストの方、参加者の方、皆さん本当に感謝です。 

 

 

余談ではあるが、昨今のサウナブームに思うこと。

チラホラ耳にしだしたのは3〜4年ぐらい前か。

自分はまったくサウナに関心もなく、サウナと言えば学生の頃バイトしてた温泉の常連だったサウナ好きのヤクザ屋さんしか思い浮かばなかった。

 

1年ほど前に友人から「外気浴でととのう」という過程がサウナにあることを知り、何となくサウナの作法を知り今に至る。

 

ここで気になったのが、巷の大衆浴場のナビゲーションの弱さ。

まずサウナに関心を持ったとしても、その入り方を知らなければ、「ととのう」段階までたどり着けないだろう。

マンガやドラマでその入り方を知り、サウナに関心を持つ人もいるかとは思うが、現場である浴室内での誘導があれば、もっと裾野が広がる様に思う。

現に温泉・銭湯好きの自分が今まで入ってきた施設で、そんな誘導がある所はほとんど無かった。

 

提案としては、シンプルにそれぞれの場所に番号を付けてみてはどうだろうか。

 

「①サウナ(約10分)」

「②水風呂(約2分)」

「③外気浴(約10分)」

 

これらをラミネートでもして、サウナ室内、水風呂、ととのいイスの近くに掲示しておく。

ここで重要なのは言うまでもなく「③外気浴」である。番号があることで水風呂からの誘導にもなるし、外気浴そのものがあることの周知につながるように思う。

 

このサウナブームをラグビーカーリングのような一過性で終わらせない為には、玄人感を抑えた初心者に優しいサウナの利用方法のレクチャーが必要なように思う。

 

帰ってからまずは教えてもらった大阪の清水湯に行ってみようと心に誓って帰路についた。

 

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潜水艦にもぐり込み

大阪・谷四周辺に、1930年代の潜水艦を模したバーがあると聞き行ってみた。



「ここ入るの!?」っていう住宅地の間にある裏路地を入る。
看板も何もない。人の紹介がないとまずわからないと思われる。

店内はレトロな雰囲気漂う工場チックなつくりで、個人的にドストライク。

なんでも、映画の舞台美術をやっている人が
店舗の作りこみをしたんだとか。

トイレの懲りようがすごい。
入り口扉は普通には開かず、下から持ち上げて入る。

マスターは船員みたいな風貌の寡黙な方でした。
土日はけっこう込み合ってるそうな。

大阪の陰日向に建つ◆馬渕生活館 その2

階段をのぼっていく。踊り場には小さな入り口
そして屋上へ。
物干し竿が奥まで整然と並ぶ。

下を見下ろすと、おばあさんが犬にえさを与えていた。
寺院などとは違った歴史を感じる壁の色。
ピンクの壁は、併設された保育所の壁だった。

馬渕からみる通天閣

このあと、別れて散策していた連れがいかつい
住民代表のおじさんに見つかって鬼のように説教をくらったのだとか。

なごんだ。

なごんだ。


聞いたところによると、この住宅は市営のアパートで、
もうすぐ取り壊しになるんだとか。
一人暮らしの老人も多いそうで、胸が詰まる。

大阪の陰日向に建つ◆馬渕生活館 その1

観光地化しているものの、いまだに独特の異臭を放つ
新世界から徒歩数分のところにあるという馬渕生活館に行ってみた。
なんでも、住宅地で人も住んでいるが限りなく廃墟に近いとか。


さっそくおっさんに絡まれる。




荒れた車が放置してある現場入り口に到着。
奥にそびえ建つ、日照権を放棄した建物こそ馬渕。


わき道を奥に進むと突如ピンクの壁が。



大阪に移り住んで7年、まだまだこんなところがあったのかと驚愕。

つづく。